エステサロンの痩身メニューとして、電気刺激系の痩身機器があります。EMSが有名ですが、最近では電磁パルスの痩身機器も増えています。どちらも同じ電気刺激系の痩身機器ですが、違いをご存知でしょうか?
ここでは、電磁パルスとEMSの違い、最新の電磁パルスマシンを独自ランキングで詳しくご紹介します。
EMSと電磁パルスの違い
EMSとは、Electrical Muscle Stimulationの略で、肌に装着した機器から、電気刺激を直接筋肉に与える機器です。
電磁パルスとは、身体に電磁波を照射することで、筋肉の内部の運動神経にアプローチする機器です。
医療検査機器であるMRIの技術を応用したもので、高密度焦点式電磁マシンとも呼ばれます。
EMSも電磁パルスも、電気を体内に流すことにより、筋肉運動を強制的に行う機器ですが、違いをみていきましょう。
通電の仕組み
EMSと電磁パルスの1つ目の違いは、通電の仕組みです。
EMSは、ジェルを塗った皮膚に機器を装着し、直接電流を流します。その電気刺激が自動的に筋肉運動を促す仕組みです。
電磁パルスは、電磁波を照射することで、磁界を変化させ電気を発生させます。その電気が筋肉細胞の中にある運動神経に作用することで、より自然に近い筋肉運動になります。
直接機器が肌に触れる必要はないため、服を着たまま施術が可能です。非接触で衛生面も安心感があります。
磁界
磁力が働いている空間のことを「磁界」といいます。
磁界は、磁石の周りや、電流が流れているものの周りに発生します。
磁界が変化すると電気が流れます。
例えば、コイルに棒磁石を近づけたり遠ざけたりすると、磁界が変化し、コイルに電流が流れます。
届く深さ
EMSと電磁パルスの2つ目の違いは、刺激の届く深さです。
EMSは、皮下およそ2~3cm、電磁パルスはおよそ7~10cmまで届くとされています。
通電の仕組みで紹介したとおり、EMSは肌から直接電流を流すため、身体の内部にまではアプローチできません。
いわゆる腹筋ベルトのような家庭用EMSも多く販売されていますが、業務用EMSに比べて周波数も出力も低く効果は限定的です。
電磁パルスは、電磁波を照射するため、身体の内部にアプローチが可能で、インナーマッスルへの働きかけが期待できます。
リスク
EMSと電磁パルスの3つ目の違いは、施術によるリスクです。
EMSは、施術中にピリピリした痛みを感じる可能性があります。特に低周波では、痛みが発生しやすく、火傷のリスクもあります。
電磁パルスは、皮膚への刺激はなく、火傷のリスクもほぼありません。運動ニューロンにのみ作用するので、内臓へのダメージの心配もありません。
ただし、スマートフォンやPCといった電子機器は、故障の恐れがあるため、使用中は離れた場所に保管する必要があります。
また、アクセサリー等の貴金属は身につけたまま施術すると熱を持つことがあるため、火傷の恐れがあります。
体内に金属が入っている方、刺青・タトゥーのある方も施術ができません。
効果
EMSと電磁パルスの4つ目の違いは、施術の効果です。
EMSは20分で数千回の筋収縮が行われます。EMSだけでは、脂肪を直接減少させる効果は期待できません。キャビテーションやラジオ波といった脂肪にアプローチする機器と併用することで効果を高めることができます。
電磁パルスは、15分で1万回ほどの筋収縮が行われます。通常の運動の50~100倍の運動効果が期待できます。
また、自発的なトレーニングでは難しい、超極大筋収縮がおこり、遊離脂肪酸が過剰放出されることで、脂肪細胞をアポトーシス(細胞死)へと促します。それらの脂肪細胞は数週間かけて体外に排出されるため、筋力アップと脂肪燃焼効果が同時に期待できます。
価格
EMSと電磁パルスの5つ目の違いは、施術価格です。
EMSは、1回あたり6000円程度の料金設定が多いです。
電磁パルスは、1~2万円程度を設定しているサロンが多くみられ、EMSよりも価格設定が高めです。
効果を実感しやすいため、単価アップも無理なく実現できます。
施術可能部位
EMSと電磁パルスの5つ目の違いは、施術が可能な部位です。
EMSは、全身、顔も施術が可能です。リフトアップやほうれい線などのしわ・たるみ対策といった効果が期待できます。
電磁パルスは、顔や心臓付近への施術は禁止されています。腹部、お尻、二の腕、太もも、ふくらはぎ等に施術可能です。
どちらを導入すべきか
EMSと電磁パルス、どちらかを導入するなら、電磁パルスがおすすめです。電磁パルスの痩身機器には、最新の技術が搭載されており、あなたのサロン運営に役立つさまざまなメリットがあります。
効果が高い
EMSと比べて、電磁パルスは身体の深部にアプローチでき、筋収縮回数も多いため、効果を実感しやすいです。そのため、満足感を得やすく、リピーター獲得が期待できます。
ネット上の口コミでも、「一回の施術で変化がみられる」「肩や背中の痛みに効果がある」といった感想が見られます。
リピーターを獲得することで、安定したサロン運営につながります。
人件費軽減
電磁パルスの痩身機器は、特別な技術が必要ありません。機器の装着、操作方法も簡単で、施術はマシンが勝手に行ってくれます。つきっきりになる必要がないため、施術中に別の仕事に取り掛かることも可能です。
ハンドエステも、これまでのマシンエステも、施術者の技術や熟練度によりサービスや効果に違いが出る場合がありました。
そのため、スタッフ育成のための研修や指導が必要でしたが、電磁パルス痩身機器の場合は、その時間を大幅に減らすことができます。
機器によっては、セルフエステに導入可能なものもあります。
コスト軽減
エステサロンでは、さまざまな消耗品が必要です。例えば、クレンジング剤やコットン、ジェルといったものがあります。
電磁パルス痩身機器は、これらの消耗品がほとんど必要ありません。ランニングコストを抑えたサロン運営が可能になります。
ただし、機器によっては、ハンドピースの交換が必要な場合があります。本体価格が抑えられていてもハンドピース交換費用が高く設定されていないか、事前に確認をおすすめします。
電磁パルス施術頻度
電磁パルス痩身機器の施術頻度は、3日に1度が理想的です。一度の施術でも効果が実感できますが、効果を定着させるには、まずは3ヶ月定期的な施術を行うことで、しっかりと身体の変化を感じることができます。
1回の施術時間はマシンによって違いますが、1部位につき30分程度です。
電磁パルスマシンランキング
近年、さまざまな電磁パルスマシンが開発・販売されています。仕組みは同じでも、メーカーによって値段も特徴も異なります。
そんな中から2022年最新の電磁パルス痩身機器を独自ランキングでご紹介します。
順位 | マシン名 | サイトリンク | 施術時間 | 効果 | 到達深度 | サポート | ローン | リース | レンタル | 価格 | 保証 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | テスラウェーブネオ | 紹介サイト | 30分 | 30分で3万回の筋収縮 | 8cm | 〇 | 〇 | 不明 | 〇 | 165万円 | 1年 | HIFEM ラジオ波との複合機 |
2 | Beat Slimer | 紹介サイト | 20分 | 15分で1万回 | 7cm | 〇 | 不明 | 不明 | 不明 | 176万円 | 1年 | セルフ痩身可能 |
3 | マグシェイプ | 紹介サイト | 30分 | 30分で2万回の腹筋運動 | 不明 | 〇 | 不明 | 不明 | 〇 | 280万円 税別 | 不明 | HI-EMT セルフエステにも対応 |
4 | トランスビート | 紹介サイト | 不明 | 30分で3万回の筋収縮 | 8cm | 〇 | 不明 | 不明 | 不明 | 184万円 税別 | 1年 | HI-EMV 4ヶ所同時施術可能 |
5 | Fit Carving | 紹介サイト | 最大30分 | 30分で36000回の筋収縮 | 7cm | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 非公開 | 不明 | HI-EMT 公式アンバサダーAYA |
6 | MAGNEAT | 紹介サイト | 15分 | 15分で1万回の筋肉運動 | 10cm | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 462万円 | 1年 | VRとの融合 |
7 | マグネシェイパー3 | 紹介サイト | 30分 | 30分で3万回の筋収縮 | 7cm | 〇 | 不明 | 不明 | 不明 | 383万円 | 1年 | HI-EMTにEMS 遠隔操作可能 |
8 | HERCULES | 紹介サイト | 不明 | 30分で3万回の筋収縮 | 7cm | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 220万円 税別 | 不明 | 4つのプローブで同時施術 |
9 | MAG BLADE | 紹介サイト | 20~30分 | 30分で3万回の筋収縮 | 8cm | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 407万円 | 1年 | 高密度電磁式筋鍛造(HIEMF) |
10 | MAG SCULPT | 紹介サイト | 30分 | 30分で3万回の腹筋運動 | 7cm | 〇 | 〇 | 〇 | 不明 | 非公開 | 2年 | HI-FEMP(High Intensity Foucused Electro Magnetic Power) |
11 | INSHAPE beauty | 紹介サイト | 30分 | 30分で2万回の筋肉運動 | 7cm | 〇 | 不明 | 不明 | 不明 | 非公開 | 不明 | 骨盤底筋トレーニング |
12 | EM Slender | 紹介サイト | 30分 | 30分で腹筋2万回 | 7cm | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 350万円 税別 | 1年 | SEMSテクノロジー(Super Electro Magnetic Slimmingsystem) |
13 | モナリザジェニュイン | 紹介サイト | 30分 | 30分で腹筋2万回 | 7cm | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 | 非公開 | 不明 | ハンドピースのアタッチメントが広い |
筋力をアップすることで得られる効果
EMSと電磁パルスについてご紹介してきましたが、これらの痩身機器を使用して、筋力をアップすることで期待できる効果をご紹介します。
- 見た目の変化
- 基礎代謝が上がる
- 姿勢や体質の改善が期待できる
- 睡眠の質の向上
筋肉を鍛えることで得られる大きなメリットは、見た目の変化です。くびれやヒップアップなど引き締まったボディラインを得ることで、コンプレックスの解消など精神的な効果も期待できます。
基礎代謝とは、身体を全く動かさずに、24時間で消費するエネルギー量のことです。
筋肉は、動かさなくても維持するためにエネルギーを消費します。ですから、筋肉量が増えると基礎代謝がアップするのです。
基礎代謝が上がれば、太りにくい身体になるため、リバウンドしにくくなります。
猫背など姿勢の悪化は、筋力の低下が原因です。筋力をアップすることで身体をしっかりと支えられるようになり、姿勢を改善することができます。肩こりや腰痛の改善・予防も期待できます。
また、筋肉は動かすときに熱を発生するため、身体が冷えにくくなります。ポンプ機能の役割も果たしていますから、血流が良くなる、冷え性やむくみが改善するといった体質改善の効果も期待できます。
筋肉を動かし、身体や脳へ適度な疲労を与えると、しっかり眠ることができます。質の良い睡眠は、アンチエイジングにつながる成長ホルモンの分泌を促進したり、免疫力をアップするなどのメリットがあります。
まとめ
これまでの痩身機器は、脂肪にアプローチするものが多く、ただ体重を落とすのではなく、健康的に痩せたい、見た目を引き締めたいというニーズに応えるのは難しい状況でした。
EMSや電磁パルスは、それらのニーズを満たすための筋肉にアプローチする痩身機器です。特に電磁パルス痩身機器は、インナーマッスルにアプローチすることで、筋力アップと脂肪減少を同時に実現することが可能です。
施術も簡単で、ランニングコストも抑えられ、店舗の売り上げアップにつながる最新の痩身機器です。
機器によっては無料で体験できるものもありますから、比較・検討の際には効果や使い方を体験し、価格だけでなくサポートや保証などもご確認ください。