業務用脱毛機の中古導入を検証!コストで比較おすすめの脱毛器もご紹介

脱毛メニューを取り入れているエステサロンは増えています。メンズやキッズ脱毛、介護脱毛と脱毛のニーズは年々増加しており、近年ではセルフ脱毛サロンも多くみられるようになってきました。

脱毛サロンの開業やメニューの追加のためには、業務用脱毛機が必要になります。しかし業務用脱毛機は多くが数百万円以上ととても高額です。初期費用はできるだけ抑えたいものですから、中古脱毛機の購入を検討しているオーナー様も多いのではないでしょうか?

中古の業務用脱毛機を導入する前に知っておくべきリスクや、押さえておきたいポイントをご紹介します。業務用脱毛機の選び方に参考となれば幸いです。

中古の業務用脱毛機を導入するメリット

中古の業務用脱毛機には、新品にはないメリットも複数あります。まずはメリットからご紹介します。

初期費用を抑えられる

中古の業務用脱毛機を導入する一番のメリットは初期費用を抑えられることです。
新品の業務用脱毛機はおおよそ150万円から600万円以上と高額ですが、中古では100万円以下など、新品の7~9割程度、ときには半額程度で購入できる場合もあります。

業務用脱毛機を中古で購入するには、

  • メーカーが販売する中古品を購入する
  • 美容機器中古販売業者から購入する
  • フリマアプリやオークションサイトで購入する
  • 知人からの譲渡

といった方法があります。

脱毛機器は次々に新しいマシンが開発・販売されています。最新の機器でなくても多少性能は劣りますが、施術自体は問題ないマシンも多くあります。
製造年数の比較的新しい中古品なら、初期費用を抑えた効果的な脱毛メニューの提供が可能になります。

すぐに始められる

導入にかかる時間が短縮できることもメリットの一つです。

新品の業務用脱毛機を導入する場合、

  1. メーカーに問い合わせる
  2. ヒアリング
  3. デモや商談
  4. 見積り
  5. 契約
  6. 納品、導入講習

といった段階を踏むため、時間がかかります。
ローンなどで購入する場合は、審査の期間も必要です。

中古の場合、支払いが完了すれば発送を待つだけなので、すぐに手に入れることができ、サービスを提供できます。

複数台所有しやすい

中古の業務用脱毛機であれば、新品1台分の価格で複数台所有することもできます。
脱毛方式や、ボディケア機能など特徴の異なるマシンを揃えれば、お客様の幅広いニーズに対応できる充実したメニューを提供できます。

また、脱毛器の本当の効果を確認するためには、定期的に使用する必要があります。複数台所有できれば、同時に試すこともできます。

プラスアルファのメニューにしやすい

ネイルサロンや美容・フェイシャルサロンなどのメイン事業にプラスして、脱毛サロンや脱毛メニューを始めやすいこともメリットといえます。
価格を抑えた中古品であれば、試しに脱毛を追加することもしやすくなります。

新品購入の費用に充てられる

まず、中古の業務用脱毛機で開業し、新品の購入資金を集めることも可能です。集客などサロン経営は実際に開業してみなければわからない部分も多くあります。
中古品であれば、サロン開業が早く実現できます。

中古の業務用脱毛機を導入するデメリット

中古の業務用脱毛機にはメリットがありますが、デメリットもあります。導入を検討する際には、必ずデメリットも把握しておかなければいけません。

メーカー保証が受けられない

業務用脱毛機には1~5年程度のメーカー保証があります。その期間は、保証書の内容に基づき、部品交換や修理が無償になります。中古品の場合、多くのメーカーが期間内であっても保証の対象外としています。

中古品であっても販売側がメーカーに引継ぎをしてくれる場合もありますが、保証付きは人気が高く手に入れるのは難しいでしょう。

中古の業務用脱毛機にはメーカー保証はないと考えておくべきです。

関連記事:業務用脱毛機の修理|突然のトラブルに慌てないためのメンテナンスの心得

メンテナンスにコストがかかる

業務用脱毛機は、お客様の肌に直接触れるものですからメンテナンスはとても重要です。

中古品の場合、使用されたショット数や修理の有無など、これまでの使用履歴が分からない場合が多くあります。新品を購入するのに比べて不具合や故障のリスクが高くなるため、メンテナンスがより重要です。

メーカー保証のない場合、修理費用は全て自己負担となりますから、修理費用がかさんだ場合、結果として新品を購入したほうがトータルでは安くなる可能性もあります。
サロンの収益にも悪影響となります。

中古品の売買は「ノークレーム・ノーリターン」で出品されているものがほとんどです。購入後思わぬ不具合があったとしてもクレームや返品は難しくなります。

業務用脱毛機の導入には初期費用だけでなく、維持費にも注意が必要です。

消耗品が交換できない

業務用脱毛機を使用するには、光を照射するランプや照射時に肌に塗布するジェルといった消耗品が必要です。ランプは通常マシン購入時に付属していますが、照射可能回数が定められているため、その回数に達すると交換しなければいけません。

製造年数が経つとランプが廃盤になる可能性があり、ランプが交換できずマシン自体に問題はなくても使用できなくなる場合があります。

メーカーや正規代理店から購入した場合受けられる、付属品を割引価格で購入できるなどのサービスも中古品では受けられない可能性が高いです。

マシンのアピールが難しい

中古の業務用脱毛機はほとんどが型落ちしたマシンです。
最新のマシンが売られている場合もありますが、人気が高く数も少ないため手に入れるのは難しくなります。

型落ちしたマシンで施術は問題なく行えたとしても、最新技術を搭載したマシンと比べると見劣りしてしまいます。
マシンの性能や効果でサロンをアピールすることは難しくなり、集客にも影響を与えるかもしれません。痛みや脱毛効果などマイナスの口コミがついてしまう危険もあります。

マシンを手放すのはたいてい最新のマシンに買い替えたときですから、中古品の数だけ最新機器を導入しているサロンがあり、お客様にそれらのサロンと比較されることを覚悟しておかなくてはいけません。

性能が劣る

型落ちした脱毛器の場合、最新の脱毛器と比べて性能が劣ります。
脱毛方式も研究・開発が進められ進化を遂げており、これまで主流だったIPL方式ではなくSHR方式のマシンも増えています。

IPL方式とSHR方式について

IPL方式 SHR方式
脱毛方法 黒いメラニン色素に反応する強い光をピンポイントで照射 発毛の司令塔であるバルジ領域に比較的低い熱を断続的に照射
メリット すぐに効果を実感できる
濃くて太い毛に効果が期待できる
痛みが少ない
日焼け肌でも施術可能
産毛や白髪にも効果が期待できる
デメリット 痛みを感じやすい
日焼け肌には施術できない
産毛など色素の薄い毛には効果が薄い
効果を実感するのに時間がかかる

光源にLEDを使用した、LED脱毛器も増えています。

LED脱毛
脱毛方法 バルジ領域と毛母細胞の両方にアプローチ
メリット 安全に効率よく、より深い部分にアプローチできる
痛みが少ない
日焼け肌でも施術可能
産毛や白髪にも効果が期待できる
デメリット 効果を実感するのに時間がかかる

関連記事:LED脱毛器とは?効果と白髪・メンズのヒゲの疑念も検証!比較ポイントもご紹介

脱毛効果や痛みの軽減に加え、施術時間の短縮も進んでいるため、最新機器ならベッドの回転率をさらに上げることも可能です。

メーカーのサポートが受けられない

正規ルートで業務用脱毛機を購入した場合、メーカーのサポートが受けられます。

メーカーのサポートは多岐に渡り、

  • マシンの操作方法
  • サロン運営のノウハウ
  • メニューやキャンペーンの提案
  • 集客のアドバイス
  • 人材の採用や育成方法
  • 融資や補助金活用のサポート

などマシンについてだけでなく、サロン運営に関するものまで含みます。

中古で購入した場合、これらのサポートを受けられない、もしくは有料となります。

中古購入はリスクが高い

中古購入はリスクが高い
そもそも中古として売りに出される脱毛器には、手放す理由があります。「最新機器に買い替えた」だけではない理由が隠されている場合もあるため注意が必要です。

例えば、

  • 期待した効果が得られない
  • 肌トラブルがあった
  • 使用方法が分かりにくい
  • コスパが悪い

など、使ってみて初めて分かるマシンへの不満要素が手放す理由かもしれません。
購入時にこれらの理由を知ることは難しく、これまでにご紹介したデメリットも踏まえると、中古の業務用脱毛機導入は、メリットもありますが、リスクがかなり高いといえます。

中古の業務用脱毛機を買うポイント

中古の業務用脱毛機の導入にはリスクが高いとはいえ、初期費用を抑えるという大きなメリットは魅力的です。どうしても中古の業務用脱毛機を検討したい場合には、必ず押さえておくべきポイントがあります。

メーカー販売を選ぶ

業務用脱毛機を販売しているメーカーが正規に中古品を販売している場合があります。中古品として販売する前にメーカーの点検が入るなど、安全性が高くリスクをある程度抑えることができます。
中古販売業者でも動作確認や購入後のアフターサポートを行っている業者もあります。

詳しいメーカー・脱毛器を選ぶ

これまでに使ったことのあるメーカーや業務用脱毛器を選ぶことは重要です。
中古の業務用脱毛機を導入する場合、新品を購入した場合に受けられる導入講習を受けられません。知識や経験のないまま機器を使用するのはとても危険です。お客様に万が一のことがあってはサロン運営どころではなくなります。

信用できるオーナーから譲り受ける

フリマアプリやオークションではなく、信用できるオーナーから直接譲り受けることでもリスクを抑えられるでしょう。
過去の故障や修理の履歴、ショット数といったマシンについても知ることができ、使用方法を教わることも可能です。保証期間を引き継ぐこともできるかもしれません。

初期費用を抑えるならリースやレンタルも

中古の業務用脱毛機の導入は避けたいが、初期費用を抑えたいという場合はリースやレンタルもおすすめです。

リースやレンタルの仕組み

リースとレンタルはどちらも月額数万円で最新の業務用脱毛機を利用できるサービスです。メーカーやマシンによって利用できる場合があります。

リースとは、リース会社が購入したマシン代金を毎月返済していくシステムです。
レンタルとは、マシンをレンタルし、毎月利用料金を支払うシステムです。

リースとレンタルには、以下のような違いがあります。

リース レンタル
マシン リース会社がマシンを購入するため、必ず新品のマシンが使用できる レンタルメーカーの在庫を使用するため、中古の場合もある
中途解約 中途解約はできない、または解約費用がかかる 一般的に中途解約が可能
審査 審査があるため、通らなければ利用できない 審査不要が多い

リース、レンタルどちらも脱毛器の所有権がリース会社やレンタルメーカーになるため、固定資産税の対象にならず、節税対策になります。

初期費用を抑えてマシン代金を分割で支払い、完了後必ず所有権が得られるビジネスクレジットという方法もあります。

関連記事:業務用脱毛器のレンタルは心配?!注意点や疑問点を解消します

長い目で見た業務用脱毛機を選ぶポイント

業務用脱毛機は購入して終わりではなく、そこから活用しサロン運営を続けることが重要です。導入時だけでなくその後まで長い目で見た業務用脱毛機を選ぶポイントをご紹介します。

コストパフォーマンス

導入後のランニングコストはとても重要です。
マシンは購入費用だけでなく、導入後のメンテナンス代、消耗品代、消費電力など維持費がかかります。

マシンのコストパフォーマンスを比較する1つの指標として1ショットあたりの価格があります。

全身脱毛は2000ショットが目安ですから、1人当たり1ショット0.1円なら200円、0.5円なら1000円となります。

例えば1日8人に1ヶ月(25日)施術したとすると、

0.1円×2000ショット×8人×25日=40,000円
0.5円×2000ショット×8人×25日=200,000円

となり、これだけでも16万円の差になります。

導入後のランニングコストがいかに重要かわかるのではないでしょうか。マシンによってはお客様が増えれば増えるほど赤字になってしまう危険もあります。

ランニングコストを大幅に抑えられるのが、LED脱毛器です。本体価格は少々高額ですが、ランプ寿命がこれまでの10倍にもなります。

関連記事:LED脱毛器とは?効果と白髪・メンズのヒゲの疑念も検証!比較ポイントもご紹介

施術時間

近年、マシンの性能アップによって施術時間の短縮が実現しています。施術時間が短縮できればベッドの回転数があがり、お客様を多く受け入れることが可能になります。

1秒間に10ショットが可能で、冷却機能によりヘッドが熱を持たずに施術できれば、お着替えから剃毛、全身照射、ジェルの拭き取りまでトータルおよそ1時間で施術が可能です。

業務用脱毛機の製品紹介には、全身脱毛の所要時間の目安が書かれている場合があります。メーカーによって理論値であったり、施術トータルの時間であったりと基準が様々なので、比較時には詳細を確認する必要があります。

効果

サロン運営を続けるうえで、効果の高い業務用脱毛機を導入することは外せないポイントです。効果が高ければ、サロンの良い評判が期待でき、新規のお客様もリピーター獲得も容易になります。

業務用脱毛機は進化し続けています。サロンで使用できるマシンが医療現場に導入されているものもありますし、高出力のマシンや冷却ジェルや保冷剤不要の脱毛器も開発されています。

脱毛方式もIPL方式だけでなく、産毛にも効果が出やすいSHR方式の脱毛器も多くなっています。

また、LED脱毛器は、光源にLEDを使用することで、安全性と施術効果の高さが期待できる業務用脱毛機です。

関連記事:LED脱毛器の効果!白髪やメンズのヒゲも対象?効果比較のポイントもご紹介

関連記事:業務用脱毛機の選び方|比較すべきポイントと最新のおすすめ脱毛器をご紹介

おすすめ業務用脱毛機

業務用脱毛機は、脱毛方式、脱毛以外の機能、施術にかかる時間、ランニングコストなどそれぞれに特徴があります。保証期間やリースやレンタルが利用できるかなども違います。
低コストや効果を期待できる業務用脱毛機をご紹介します。

マシン名 サイトリンク 価格 ランニングコスト ランプ寿命 リース ローン レンタル 機能 時間 保証 サポート 脱毛方式 特徴
Photo Body LED 紹介サイト 330万円 0.06円 500万ショット × × 43,780円 脱毛 全身脱毛60分 1年 LED(SHR) 毛質や肌質、性別や年齢を問わず使用できる最新のLED脱毛器
OLTRE DUE 紹介サイト 非公開 0.1円 不明 脱毛、フォト、バスト 全身脱毛60分 1年 S.S.C.M 肌にやさしいS.S.C.M方式
クリアスキンネオ 紹介サイト 165万円 不明 80万ショット 55,000円~ 脱毛、光フォト 全身脱毛1時間以内 1年 クリアスキン脱毛(IPL・SHR・ジェル) 3つの要素を組み合わせたクリアスキン脱毛
ティーノ 紹介サイト 138万円(税別) 0.3円 30万ショット 29,300円(税別) 不明 29,800円(税別) 脱毛、光フェイシャル 全身脱毛30分 5年 SHR・IPL 低コストで全身ケア
ハレモ 紹介サイト 174.9万円 0.1円 50万ショット 不明 不明 43,780円導入550,000円 脱毛、フェイシャル 全身脱毛12分 不明 HIPL・SHR・IPL 最大出力3000WのHIPL方式
epi Move 紹介サイト 275万円 0.24円 50万ショット 不明 脱毛、フェイシャル、バストアップ 全身脱毛12分 2年 SHR・IPL 二度打ち不要で負担減
STRIKE 紹介サイト 298万円 0.099円 100万ショット 不明 不明 不明 脱毛、美容ケア 不明 2年 IPL・SHR・ISP 脱毛とエイジングケアが同時に可能なエレクトロポーション脱毛
CLEAR/SP-ef 紹介サイト 208万円(税別) 0.18円 100万ショット 不明 38,232円(税別)~ 不明 脱毛、光フェイシャル5種 不明 2年 THR IPLを進化させた独自のTHR方式
BYMACH PRO 紹介サイト 398万円(税別) 不明 40万ショット 脱毛、ブラックピーリング、バストケア、メラニケア、フォトRF 全身脱毛15分 5年 IPL・SHR 脱毛しながら美白・痩身が可能
Cairnlight 紹介サイト 非公開 0.6円 不明 不明 不明 不明 脱毛、フェイシャル 全身脱毛15分 1年 不明 IPL・SHR コンパクトでハイスピード
VERTEX 紹介サイト 非公開 0.32円 30万ショット 脱毛、フェイシャル、バスト・ヒップアップ 全身脱毛40分 2年 SPL メンズ脱毛にも対応
フォトボディ 紹介サイト 非公開 0.6円 15万ショット 脱毛、フォトフェイシャル(シミ・しわ・ホワイトニング)、バストアップ 全身脱毛50分 1年 IPL デリケートゾーンやメンズ脱毛も痛みを抑えて施術が可能
ルネッサンスBAMBI 紹介サイト 198万円 0.6円 12万ショット 月々¥32,720~ 不明 脱毛、フェイシャルケア、ボディケア、ヒップアップ、バストケア 全身脱毛40~60分 1年 IPL 導入しやすいルネッサンスシリーズのエントリーモデル
CUBE DUO-PRO 紹介サイト 198万円(税抜) 0.46円 30万ショット 不明 41,100円 不明 脱毛、フェイシャル 不明 1年 IPL メンズ、キッズにも対応
B-CLEAN 紹介サイト 180万円(税別) 25万ショット 月々34,317円~ 月々34,317円~ 不明 脱毛、フェイシャル 全身脱毛30分 HHR IPLとSHRのハイブリッド、HHR方式 年間20万円で打ち放題メンテナンスフリー(初年度無料)
Masterlight 紹介サイト 490万円(税別) 0.56円 30万ショット 不明 脱毛、フォト、バスト 全身脱毛20~30分 2年 S-IPL 出力を落とさずに効果が出るS-IPL方式

まとめ

中古の業務用脱毛機を導入する際は、メリットだけでなくデメリットにも十分に注意が必要です。保証やサービスを受けられないことや不具合のリスクは軽視できない点です。
本体価格にばかり注目するのではなく、導入後のコストや維持・管理にも目を向けて検討してください。

長い目で見れば中古品よりも新品のほうがサロン運営にプラスになる可能性もあります。
近年では、より低コストで高い効果の期待できる業務用脱毛機も登場しています。リースやレンタルも上手に活用することで初期費用を抑えることが可能になります。

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