脱毛器導入に活用できる補助金や助成金はある?サロン運営に役立つ資金調達方法

脱毛器を導入する際の補助金や助成金についてこんなお悩みありませんか?

  • 脱毛器を導入したいけれど資金が足りない
  • 補助金や助成金を活用したいけれど良く分からない
  • 今、申請できる補助金や助成金はある?
  • 補助金と助成金って何が違うの?
  • 申請は難しくない?
  • 申請すれば必ず受け取れる?
  • 受け取った後の注意点は?

業務用脱毛器は最低でも100万円程度はするので、導入にはまとまった資金が必要です。

活用したいと思いながらも条件が複雑で、億劫に感じている方も多いのではないでしょうか?

  • 脱毛器を買い替える
  • 店舗拡大のため、追加で脱毛器を導入する
  • 脱毛サロンを開業する

など、ケースに応じて活用できる制度と、その対象範囲も異なります。

今回は、脱毛器の導入やサロン開業時に活用できる補助金や助成金、今あなたが活用できるものはどれなのか、ケース別に分かりやすくご紹介します。

目次

脱毛器導入はまとまった資金が必要

脱毛器導入はまとまった資金が必要

必要な予算の目安

脱毛サロンを開業する場合の初期費用目安
脱毛器 100~500万円
什器(道具や備品) 100万円
広告宣伝費 50万円
賃貸費(敷金・礼金・保証金など) 100万円
改装費 150万円

開業する場合は、高めに見積もって500万円程度が予算の目安になります。
賃貸費の不要な自宅サロンなどで価格を抑えたとしても、200万円程度は必要です。

他にも、6ヶ月分程度の固定費を運転資金として用意すべきだと言われています。

高額ですが、脱毛器を導入することで、スキルがなくても結果を出せるメニューが増え、ターゲット層も広いため、事業展開や集客でも役立てられます

自己資金の用意が難しい方でも導入できる方法をご紹介していきます。

脱毛器の導入方法

導入方法 初期費用 支払総額
一括 高い 低い
ローン 低い 高い
レンタル・リース 低い 長期になると高い

購入するとまとまった資金が必要ですが、レンタルやリースを活用すれば手元に資金がなくても導入でき、経費計上することで節税効果も得られます。
しかし、長期視点で考えると割高です。
このように導入方法によってメリット・デメリットがあります。

中古や個人取引の場合、価格は抑えられても、

  • 脱毛器の劣化程度
  • それが本物であるか
  • 医療行為に該当しないか

など、正しく判断ができる知見がなければリスクが高く、トラブルにつながる恐れもあります。保証やサポートも受けられないことがほとんどです。

どのような方法を選択するにしても、メーカーと直接契約するのが安心です。

資金でお悩みの方は、まずは、国や地方自治体が支給している補助金や助成金を活用できないかチェックするのがおすすめです。

補助金と助成金の違い

資金調達の方法として補助金や助成金があります。

特徴に違いがありますが

  • 基本的に返済不要
  • 受給までに時間がかかるため、事前の資金調達には使えない

という点は同じです。
どちらも地域の活性化や雇用促進を目的としていて、条件を満たさないと受給できません。
経営を維持したり拡大していく際に役立つものが多くなっています。

申請書、事業計画書、経費明細書、事業要請書などの準備が必要で、手間とコストがかかります。

しかし、一度申請が通れば公的機関から正式に認められた証となり、社会的信用度も上がります。資金を調達できる能力があることを示し、融資やリースが受けやすくなるケースもあるようです。

コロナ禍で経営支援の補助金が注目され、コロナ以前は6%程度だった申請率が60%になった調査結果もあり、認知度や申請率は格段にアップしています。
上手に活用し、自己資金の負担を軽減しましょう。

参照:中小企業の半数が知らない「補助金・助成金」 注目の「IT導入補助金」等を活用する方法:生成発展「テクノロジーで変革する中小企業の未来」

参照:補助金を申請・利用している中小企業は全体の約6割!でも、まだまだ利用できる補助金が埋もれている!? | 株式会社レボのプレスリリース

参照:中小企業庁:2020年版「小規模企業白書」 第3部第2章第3節 中小企業支援策の活用

補助金-金額は大きいが審査がある

補助金-金額は大きいが審査がある

管轄 経済産業省/中小企業庁/地方自治体など
目的 事業展開・事業拡大のサポート
受給時期 後払い
返済義務 なし
金額 ~数千万円
原資 税金
特徴 予算が決まっていて必ず受給されるわけではなく、審査に通らないと受給できない
申請期間はおおむね1週間~1ヶ月ほど
使用用途 申請通りに使用しなければいけない

基準を満たし、優れた提案と判断された申請者に対して補助金が支給されます。
使途や成果について報告が求められるケースが多いです。
競争が激しく、自社の計画やプロジェクトの強みをアピールできる資料と、計画の質がポイントとなります。
金額は大きいですが、審査に通るための書類の準備も大変です。

助成金-多くは従業員がいることが前提

助成金-多くは従業員がいることが前提

管轄 ほとんどが厚生労働省
目的 雇用促進や職場環境改善の支援
受給時期 後払い
返済義務 なし
金額 10万~100万円程度
原資 雇用保険料
特徴 条件を満たせば受給できる
厚生労働省の助成金の場合、雇用保険適用事業所の事業主、つまり従業員を雇っていることが絶対条件
多くは1年を通して申請を受け付けている
使用用途 特になし

助成金のほとんどは厚生労働省が実施しているものです。
雇用保険料が元手のため、従業員がいることが条件で、従業員の環境改善が目的です。

使用用途の指定がなければ、脱毛器導入のタイミングで申請して、購入費に当てることもできます。

従業員がいなくても受けられる助成金

自治体が行っている起業支援関連の助成金や助成制度もあります。
特に創業期の支援は従業員の有無は条件とされない場合も多く、一人サロンであっても活用できるものもあります。

比較的小規模であることが多く、申請者数が少ない場合が多いため、倍率が低くなることがあります。

【ケース別】脱毛器導入やサロン運営で申請できる補助金・助成金

【ケース別】脱毛器導入やサロン運営で申請できる補助金・助成金のご紹介

ケース別で活用できる補助金・助成金をご紹介します。

※該当しても受給できない場合もあります。

【ケース1】サロンに新たに脱毛器を導入したい

ものづくり補助金

新しい商品やサービスの開発を支援することを目的にした補助金。
機械の導入やシステム構築、技術導入などに活用できるので、
新たな脱毛器を導入することも対象
になります。

脱毛が市場ニーズに応じていて、導入することで業務改善や競争力を高めたり、業務効率化を図ることができたりすると判断された場合に適用される可能性があります。

例)
ワックス脱毛をしていて脱毛器を導入
メンズ・キッズ・介護脱毛・妊活脱毛の導入

補助金額は、100万~800万円

従業員なしでも申請可能です。

【基本要件(申請の条件)】

  • 給与支給総額を年平均成長率1.5%以上増加させる
  • 最低賃金を毎年、地域別最低賃金+30円以上の水準とする
    →従業員がいない場合役員報酬を上げる
  • 付加価値額(営業利益、人件費、減価償却費)を年平均成長率3%以上増加させる

【注意点】

  • 要件を達成できないと返還義務があるため注意が必要
  • 開業前は活用できない
  • 過去の採択率は50%ほどで、事業計画書や決算書等が必要

※2024年9月現在、2024年3月27日締切の公募以降、実施なし。今後については不明。

参照:ものづくり補助金

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者や個人事業主が事業を始めたり、拡大する際に支援される助成金。
経営計画に基づき、商工会や商工会議所の支援を受けて販路開拓等の取組を行う費用が補助されます。

売上拡大を支援するための補助金で、対象範囲が広く、業務に必要な機器やメニュー展開、顧客層の拡大が期待できる場合に活用できます。

例)

  • 業務用脱毛機導入費
  • 店舗の改装費
  • 開業費
  • 広告宣伝費(ホームページ制作、広告費)

補助額は、50万~250万円

従業員なしでも申請可能です。

【基本要件(申請の条件)】

  • 従業員5人以下
  • 商工会、または商工会議所管轄地域内で事業を行っていること

【注意点】

  • 商工会か商工会議所の支援を受けながら取り組まなくてはいけない
  • 補助事業実施期間内に補助事業が終了しなければいけない
  • 開業前は活用できない

※2024年9月現在、申請可能な公募なし。今後については不明。

参照:「第16回小規模事業者持続化補助金<一般型>」の公募を開始しました | 中小企業庁

業務改善助成金(スタッフを雇用している場合)

企業が業務の効率化や生産性向上を図るための設備投資(機械設備、コンサルティング導入や人材育成・教育訓練)を行うとともに、事業場内最低賃金を一定額(各コースに定める金額)以上引き上げた場合、その設備投資などにかかった費用に対して支給される助成金。

最新脱毛器の導入で業務が効率化し、施術時間短縮や売上向上、サービス改善が見込まれる場合に認められる可能性があります。

助成金額は、30万~600万円

コンサルティング費用も対象です。

【基本要件(申請の条件)】

  • 地域別最低賃金との差額が50円以内
  • 解雇、賃金引き下げなどの不交付事由がない

【注意点】

  • これから実施されるものが対象
  • スタッフを雇用していないと対象にならない
  • 助成上限額は、賃金引き上げ額や引き上げ人数、雇用人数などによって違う
  • 助成額は、かかった費用に助成率を掛けた額か、助成上限額のうち安い方の金額

参照:業務改善助成金 

【ケース2】脱毛サロンを開業したい

創業者向け助成金・補助金・給付金

各自治体が個別に行っている制度。
地域によって条件や内容が異なるため、開業予定地で確認してください。
実施していない地域もあります。

例えば、東京都なら、創業助成事業があります。

  • 経営経験5年未満
  • 創業支援事業を利用している

などの条件を満たすことで、100万~400万円の助成金が受け取れます。

参照:創業助成事業

探すには、J-Net21が便利です。
J-Net21とは、独立行政法人の中小企業基盤整備機構が運営するポータルサイトです。

創業者向け補助金・給付金(都道府県別) | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]

【ケース3】勤怠管理など事務業務を効率化したい

IT導入補助金

業務効率を向上させるためにソフトウェアやシステムを導入する際に活用できる補助金。
POSレジや電子カルテ、顧客管理システムなどの導入にも活用できます。

脱毛器を購入し、新しくサロンを開業したりホームページを改修する場合や、顧客増加を見込んで顧客管理システムを整える場合に利用できる可能性があります。

例)

  • ホームページ制作
  • 利用顧客増加見込んだ業務、会計、顧客管理システム(CRM)の導入

「通常枠」なら5万~450万円

従業員がいなくても申請可能です。

【基本要件(申請の条件)】

  • 事前に「みらデジ経営チェック」を行う
  • 以下要件を満たす3年間の事業計画を策定し実行すること
    1. 1年後に労働生産性を3%以上向上させる
    2. 労働生産性を年平均成長率3%以上向上させる
    3. 生産性向上の目標が実現可能かつ合理的であること

 

【注意点】

  • 脱毛器自体は物理的な機器なので、通常は補助金の対象外
    施術履歴や効果をデジタルで記録・分析できたり、クラウドや業務システムとの連携など、業務効率化、生産性向上に貢献すると証明できれば適用される可能性もあります。
  • 交付決定の連絡が届く前に発注・契約・支払い等を行った場合は対象外

参照:トップページ | IT導入補助金2024

業務改善助成金(スタッフを雇用している場合)→ケース1参照

【ケース4】別業界から脱毛業界に参入したい

地域雇用開発助成金

雇用が不足している地域に新たな事業を展開し、雇用の維持・拡大、地域活性化に貢献する取り組みを支援する助成金。

特定の地域で新しく脱毛サロンをオープンしたり、事業展開を機にスタッフを雇用して地域経済に貢献する見込みがあれば、設置整備費用及び対象労働者の増加数に応じて助成される可能性があります。

店舗の賃借費用や機器の購入費用などが対象です。
助成額は50万~1600万円

創業時も対象になります。

【基本要件(申請の条件)】

  • 対象の地域で営業すること
  • 設備投資に1点当たり20万円以上、合計300万円以上
  • 3人(創業なら2人)以上雇う

【注意点】

  • 条件に応じて繰り返し受給可能
  • 定着率などで支給対象外となる場合もある

参照:地域雇用開発助成金(地域雇用開発コース)|厚生労働省

事業再構築補助金

新型コロナの影響で、既存の事業類型の見直しや事業再構築の際に受給できます。
機器の導入費や広告宣伝費などが対象です。
補助額は、100万~3000万円(従業員数によって変わる)

5つの枠があり、脱毛サロンでは2つの枠が対象です。

従業員がいなくても申請できます

【基本要件(申請の条件)】

  • 事業計画書を金融機関や認定経営革新等支援機関と策定、確認を受ける
  • 付加価値額を年平均成長率3.0%~5.0%以上増加させる

コロナ回復 加速化枠 (通常類型):

  • コロナ借換保証等で既往債務を借り換えている
  • または、再生事業者であること

コロナ回復 加速化枠 (最低賃金類型):

  • 3か月以上最低賃金+50円以内で雇用している従業員が全従業員数の10%以上いること

【注意点】

  • 脱毛器を増やす、店舗数を増やすといった既存事業の拡大では受けられない

※2024年9月現在、2024年7月26日締切の公募以降、実施なし。今後は不明。

参照:トップページ | 事業再構築補助金

【ケース5】初めてスタッフを採用したい

トライアル雇用助成金制度

経験不足から、就職が難しい求職者を無期雇用前提に採用すると受けられる助成金。
新たにサロンをオープンする場合や、脱毛器導入に伴ってスタッフをトライアル雇用で採用し、本採用する計画があれば活用できる可能性があります。

支給対象者一人につき、月額4万円(母子・父子家庭の親なら5万円)を最長3ヶ月支給されます。

【基本要件(申請の条件)】

  • 対象労働者をハローワーク等の紹介で雇い入れること
  • 3か月のトライアル雇用をすること
  • 1週間の所定労働時間が、通常の労働者と同じであること

【注意点】

  • 過去6ヶ月以内に会社都合退職者がいると利用できない
  • 試用雇用期間中の賃金に対して支給されるものであり、設備や物品の購入(例えば脱毛器)には適用されません。

参照:トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)|厚生労働省

【ケース6】スタッフの待遇を改善したい

キャリアアップ助成金

従業員のスキルやキャリアを向上させるために必要な支援を受けられる制度。

5つのコースがあり、

  • アルバイトを正社員にする(正社員化コース)
  • アルバイトの給与を上げる(賃金規定等改定コース)
  • 同じ職務での正社員とアルバイトとの賃金格差をなくす(賃金規定等共通化コース)
  • 賞与や退職金の制度を導入する(賞与・退職金制度導入コース)
  • 新しく社会保険の被保険者を増やした(社会保険適用時処遇改善コース)

などの場合に助成されます。

脱毛器導入で売上を上げ、スタッフの待遇を改善したいと考えているサロンや、導入後、関連業務のスキル向上、資格取得のために研修を実施する場合などに対象となる可能性があります。

助成額は、5万~80万円で、条件によっては加算もあります。

【基本要件(申請の条件)】

  • 雇用保険適用事業所の事業主であること
  • キャリアアップ管理者を置いていること(事業主でも可)
  • キャリアアップ計画を作成し、管轄労働局長の受給資格の認定を受けること

【注意点】

  • 脱毛器の購入に関して、直接的には適用されません。

参照:キャリアアップ助成金|厚生労働省

人材確保等支援助成金

人材の確保、育成に必要な費用を支援する助成金。

雇用制度や人事評価制度、テレワークを導入して、人材確保や離職率低下のための取り組み、外国人労働者の働く環境整備、人材確保や従業員の職場定着を図るための取り組みを支援します。

【注意点】
脱毛器の購入自体が助成金の対象となるケースは少ないですが、脱毛器を導入することで従業員のスキル向上、業務効率化が図られる場合に、関連する研修や教育に対して適用される可能性があります。

参照:人材確保等支援助成金|厚生労働省

両立支援等助成金

仕事と家庭生活(出産や育児、介護など)を両立させるための環境整備や制度導入で取り組みを支援するための助成金。

  • 育児休業や介護休業の取得促進
  • 育休スタッフの代替スタッフに手当を出す
  • フレックスタイム制度や時短勤務の導入
  • 子育て中の柔軟な働き方支援
  • 在宅勤務の支援
  • 不妊治療サポート制度制定

などに活用できます。

【注意点】

  • 脱毛器の導入自体は設備投資となるので適用されません。
  • 脱毛器の導入で売上を伸ばし、労働環境の改善や従業員の福利厚生の一環としてライフスタイルの変化による離職率低下、長期雇用を目的とした取り組みであれば受給できる可能性もあります。

参照:両立支援等助成金|厚生労働省

業務改善助成金 →ケース1参照

働き方改革推進支援助成金

労働時間の縮減や年次有給休暇の促進、長時間労働の見直しに向けた環境整備などの働き方改革を進めるための取り組みに対して支援を行う助成金。

脱毛器の導入によって、スタッフの負担軽減や労働時間の管理が改善されたり、労働環境の改善や業務効率化に寄与し、勤務体制やシフトの改善、働き方の効率化を図れる場合に適用される可能性があります。

【基本要件(申請の条件)】

  • 年5日以上の有給取得を目指して就業規則を設定
  • 時間外・休日労働時間数を縮減し、残業時間を60時間以下にする

参照:働き方改革推進支援助成金(労働時間短縮・年休促進支援コース) |厚生労働省

脱毛器導入に関する補助金・助成金についての疑問

申請は1人でできる?

可能です。
ただし、提出書類の精度が落ちるリスクがあります。

補助金は審査があるため、提出書類の精度が低いと採択の確率が下がります。
助成金も必要書類や提出期限など細かく設定されているので、ミスにより対象外となってしまう恐れがあります。

いつでも申請できる?

できない場合があります。

特に補助金は申請期間が短い場合が多いです。
予算によって年度の途中で受付が終了したり、内容の変更がされたりする場合があります。
利用検討している場合は、早めに申請するのがおすすめです。

該当する全ての補助金・助成金を受け取れる?

目的が類似している補助金や助成金は過剰支援とみなされ、公平性を保つためにも併用できない場合があります。

補助金は、併用不可の場合、概要に記載があります。
助成金は、申請順序によって併用できなくなる場合もあります。

申請するとすぐに受け取れるの?

受け取れません。

支給までには時間がかかります。
補助金は、対象事業終了後、2~3ヶ月。
助成金は、申請後6~8ヶ月程度、中には1年かかることもあります。

後払いになるケースが多いため、脱毛器の頭金への利用は難しく、一時的に自己資金でまかなう必要があります。

受け取り後の注意点は?

使用用途が適正か、監査が入ることがあります。

不正受給が発覚すると返還や罰則、法的措置など厳しい処置がかされることがあり、将来の支援資格喪失はもちろん信用をも失ってしまいます。

資料や帳簿は5年間の保存が義務付けられています。
必要資料は適切に保管し、いつでも提出できるようにしておきましょう。

税金はかかる?

かかることがあります。

補助金や助成金は雑収入です。
赤字がなくそのまま決算となると、課税対象となり法人税などとして納税しなければいけなくなります。

全部を補助金・助成金でカバーできる?

できません。

補助率・助成率が決められています。
限度額と比べて低い方が最大給付額になります。

申請前に使った費用も対象になる?

なりません。

支給対象の期間は厳密にさだめられていて、1日でもずれると対象外になります。

脱毛器導入に使える補助金・助成金の探し方

ポータルサイトから探す

カテゴリ 名称 説明 補助金 助成金 URL
経済産業省 ミラサポplus 中小企業向けの補助金・総合支援サイト https://mirasapo-plus.go.jp/subsidy/
補助金ポータルサイト J-Net21 中小企業基盤整備機構が運営するサイトで、創業者向け補助金・給付金(都道府県別)の情報が掲載されています。 https://j-net21.smrj.go.jp/support/covid-19/sogyo.html
補助金ポータル 国から発表される補助金や助成金の情報を企業にとどけるための補助金・助成金支援のプラットフォーム。 https://hojyokin-portal.jp/
日本政策金融公庫 日本政策金融公庫 日本公庫の融資制度が掲載されている公式サイト。 https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/

情報収集手段として公的支援機関の相談窓口を利用するのも良いでしょう。

起業・創業の相談窓口 | J-Net21[中小企業ビジネス支援サイト]

導入する脱毛器メーカーに相談

脱毛器の購入に際して、補助金や助成金の情報提供をしているメーカーがあります。
条件に合う補助金や助成金を探す手間が省ける上、

  • 申請に必要な書類作成や準備のサポート
  • 補助金の申請手続きや提出方法についてのアドバイス
  • 審査に通りやすくするための説明や、必要情報の提供
  • 受給後の、事業の実施状況や成果報告のサポート

なども付帯するケースがあります。
気になる脱毛器がある場合は、メーカーに相談してみるのもおすすめです。

補助金・助成金の申請方法

補助金・助成金の申請方法

2020年度より補助金・助成金の申請自体を行うプラットフォーム「
jGrants(Jグランツ)
」が実装され、24時間365日、オンラインで手軽に申請できるようになっています。

jGrants ネットで簡単!補助金申請 | jGrants

経済産業省開発のシステムですが、その他の省庁や自治体等の補助金制度の対応も進められていて、複数の助成金や補助金の申請に対して一つのIDでアクセスできるため、手続きが簡素化されます。

申請から審査、結果までをオンラインで追跡し、書類の提出や進捗の確認、報告がオンラインで簡単に行えます。
すでに書面申請不可のものも多いようなので、利用を検討している方は、早めに準備を進めておくことがおすすめです。

jGrants(Jグランツ)を利用するには、gBizID(ジービズアイディ)という専用アカウントの作成が必要です。gBizID(ジービズアイディ)でアカウントを作成した後、jGrants(Jグランツ)から申請する流れになります。

gBizID(ジービズアイディ)とは

法人(個人事業主も含む)のための、各種行政手続きや申請に利用するオンライン「共通認証システム」。
gBizIDを利用することで、jGrants(Jグランツ)にてオンラインでの助成金や補助金の申請が可能になります。
電子証明書を用いることで書面提出が不要となり、必要書類や手続きも簡素化されます。

1つのgBizIDアカウントで、複数の政府関連サービスへのアクセスを一元的に管理でき、日本の政府が提供しているので信頼性が高く、セキュリティ面も安心です。

マンガでわかる「GビズID」 | 経済産業省 中小企業庁

jGrants内で提供される申請書類のテンプレートを使用して、事業計画書や必要な書類を作成し、作成した申請書類と必要な添付書類(法人登記簿謄本、納税証明書など)をPDFファイルなどの形式でオンラインで提出します。

進捗や審査結果もjGrants内で通知されます。
支給対象となれば指定された手続きに従って支給手続きを含め、使用状況や進捗についてもjGrantsを通して報告します。

jGrants2からの申請の流れについて詳しくはこちらから(補助金申請システム(jGrants2.0)事業者クイックマニュアル)

補助金の審査に通りやすくするためには

補助金の審査に通りやすくするためには

適したものを選ぶ

目標や達成したい成果を詳しく明確にし、適切なものを選択することで審査に通りやすくなります。申請要件や条件を正確に理解し、すべての条件を満たしていることを確認しましょう。

県や市町村、地方自治体が募集しているものはライバルが少ない傾向にあるため、そこを狙うのも戦略です。

事業計画書はポイントに注意して作成する

審査基準として重視されるポイント
  • 事業の目的と目標が明確で具体的かつ、補助金の目的に合致している
  • 現実的で詳細な実施方法とスケジュールが備わっている
  • 適切で無駄がなく、良好なコストパフォーマンスである
  • 具体的な成果を数値で示し、測定できる
  • 独自性や社会への貢献が強調されている
  • 成功事例や専門性がある
  • 適切なスキルと目的の達成に必要な要素が確保されている

内容の充実が求められる一方で、客観的な視点で独自性や差別化を図ることも大切です。現実的かつ具体的な内容を盛り込み、説得力を持たせるよう心がけましょう。特に、審査基準で重視されるポイントには細心の注意を払い、重点的に説明することが求められます。

事業の目的や計画、実施方法を具体的に記載し、詳細なスケジュールと適正で無駄がない予算で、実現する可能性が高いことをアピールします。
事業を実施した際の成果や効果は、可能な限り数値で表し、成果や影響を証明します。

さらに、事業の独自性をアピールし、社会にどのような貢献をするのかも伝えられるとベストです。過去の成功事例や実績も信頼を得る要素となるので、関連分野での専門性や経験も盛り込むと良いでしょう。

専門家のサポートを受ける

専門家のアドバイスを受けることで、審査通過率を高めることができます。

  • 開業時などで準備に追われて、申請準備の時間がない方
  • 申請書類のまとめ方に不安がある方
  • 採択率を上げたい方
  • 手間を省きたい方

にも、最適です。

成果報酬型で、不採用の場合は着手金のみで済むことが多く、書類の不備や遅延のリスクも減ります。エステや脱毛に詳しい専門家に依頼することで、事業内容や意図を正確に理解し、適切な申請が行えるでしょう。

信頼できる脱毛器メーカーからの紹介も有効な手段です。

補助金の申請をサポートしてくれる専門家
  • 中小企業診断士
  • 社会保険労務士
  • 行政書士
  • 税理士
  • コンサルタント会社
  • ビジネス支援団体
  • 金融機関
  • 脱毛器メーカー

※厚生労働省が提供する助成金を代理申請できるのは、社会保険労務士に限られている場合があります。

補助金・助成金以外で資金を集めるには

返済不要な資金の調達方法としては、ビジネスコンテストに参加して賞金や支援を得たり、クラウドファンディング(リターン型・寄付型)も検討できます。

クラウドファウンディングの種類
リターン(購入)型 支援者に製品やサービスを提供する
寄付型 リターンなし

有力かつ魅力的な方法ですが、競争が激しく、事前のリサーチや適切な戦略が必要で、難易度も高いです。
補助金・助成金が該当しなければ、「融資」を検討します。

元本と利息の返済負担が発生するため、依存すると資金繰りが圧迫されやすい一方、適切な返済を続ければ信用が築かれ、将来の融資や取引に有利にもなります。
根拠のあるビジネスプランと明確な返済計画があれば強い味方となります。

ビジネス(法人)カードを利用して短期的な資金調達を行うことも一つの手段です。

融資を受ける際の選択肢
日本政策金融公庫 小規模事業者向けの融資を提供
制度融資 地方自治体や金融機関が連携して提供する融資
信用金庫や銀行融資 一般的な金融機関からの融資
身近な人(家族や友人) 個人からの借入や出資

その他、投資家マッチングサイトなどを利用し、資金を調達する方法もあります。

投資家からの資金調達方法の例
ベンチャーキャピタル 株式と引き換えに資金を提供。
経営支援も受けられます
エンジェル投資 個人投資家がスタートアップ企業に対して資金提供

リスクを抑えつつ、ビジネスに適した資金調達方法を選択しましょう。

まとめ

補助金や助成金を活用して、より良いサロン運営を実現しましょう。

資金調達はもちろんのこと、脱毛ビジネスを成功させるためには、信頼できる脱毛器メーカーを選ぶことが重要です。優れたメーカーは、長年の製造・販売実績、導入先サロンの成功事例、充実した研修とサポート体制を持っています。
直営サロンを運営していれば、信頼性がさらに高まります。

未経験者からでもビジネスが成功できるように、開業サポートが付帯する脱毛器も多く、コンセプト設計から集客まで総合的にサポートしてくれるメーカーも存在します。

脱毛器の導入に際しては、機器の性能だけでなく、提供されるサポートの内容も慎重に検討し、最適な選択をしましょう。

補助金や助成金サポートも受けられるおすすめの業務用脱毛器




関連記事

TOP